2021年6月30日、Yahoo!広告はディスプレイ広告（運用型）にてカルーセル広告の入稿に対応すると発表しました。本機能の実施予定日は2021年7月27日（火）を予定しているとのことです。

参考：カルーセル広告の提供開始について

｜カルーセル広告とは？

カルーセル広告の名前は、Facebook広告を経験されている方なら、ご存知かと思いますが、

❝カルーセル広告は複数枚の画像を組み合わせて表示する、横長のバナー広告です。画像やテキストなどからなる「カルーセルカード」を、2枚以上組み合わせて作成します。❞

複数の写真や動画を組み合わせることでブランドのストーリーを伝えることも可能です。もちろん、クリエイティブごとにリンク先URLを指定することができるため、商品やサービスのコンバージョン率改善なども期待できます。カルーセル広告の表示イメージは、以下のように表示される予定のようです。

<イメージ：Yahoo! JAPANマーケティングソリューション>

｜入稿にあたり注意事項

各カルーセルカードに異なるクリエイティブとそれぞれリンク先URL設定ができるため、下記の点について事前にご確認下さい。

ちなみに、Yahooのカルーセル広告にはロお画像の入稿が必須となります。事前に準備していきましょう。

❝カルーセル広告の作成には、2枚以上のカルーセルカードの設定が必要です（最大10枚まで）。❞

❝カルーセルカードはすべて審査の対象です。カルーセルカードが1枚でも審査で否認された場合、そのカルーセル広告は配信できません。❞

❝カルーセル広告にはロゴ画像の入稿が必須です。なお、広告上はカルーセルカードの最後にロゴが表示されます。❞

それから、カルーセル広告の作成可能なキャンペーン目的は下記3つのみとなります。

❝ コンバージョン ❞

❝ サイト誘導 ❞

❝ アプリ訴求 ❞

他のキャンペーン目的の「動画再生」「ブランド認知」「商品リスト訴求」のキャンペーン目的では、カルーセル広告の作成ができませんので、ご注意ください。その他、入稿規定およびカルーセル 広告仕様については、下記参考リンクをご確認下さい。

参考：Yahoo!広告 入稿規定

　　　カルーセル 広告仕様（ディスプレイ広告 運用型）

｜おわりに

カルーセル広告フォーマットのメリットとしては、複数の情報をユーザーに見せられることです。商品やサービスによって活用の仕方はいろいろありますが、ストリーの紹介や、複数の商品をカタログのように見せる方法や、使い方の流れを見せるなどあります。

つまり、見せられる表現の幅が広がりますので、ユーザーの反応を引きやすくパフォーマンス向上に期待できる方法です。

ただ、新しい広告フォーマットだからとりあえずやってみるのではなく、どのユーザーに向けて、どのタイミングで、何を見せていくか、そもそも自社商品やサービスを訴求する手段として適切かどうか、パフォーマンスを最大化するためにはどのような工夫が必要かなど、判断の上実施していきましょう。