新型コロナの影響で2021年の現在はスポーツ観戦のような活動は減少しましたが、野外で一人で楽しめるサイクリングやホームトレーニングは、他人と距離を置きながらもできる代表的な生活体育として人気ですよね。
隣の韓国では人々がスポーツを巡ってどんな活動をしているのでしょうか？マーケティング調査会社のDighty Data Marketが公開した「スポーツ＆生活体育インサイトレポート」に基づき、韓国人に人気のあるスポーツ、スポーツ関連キーワード検索推移についてご紹介します。

近頃、韓国人の健康への意識は？

・韓国文化体育観光部の「国民生活体育調査」によりますと、2020年の韓国国民中の74%は、自分の健康状態が「良好」であると回答しており、10代・20代は、90%以上が「良好」と答えました。
・最近3年間の調査結果によると、全体的な健康認識が2018年＞2020年＞2019年順で良好度が高い傾向となり、新型コロナウィルスの影響はさほど大きくないとの結果になりました。

金銭的余裕があれば今後やってみたいスポーツは？

・韓国人が今後やってみたいスポーツとして選んだのは、1位「ゴルフ」、2位「ヨガ／ピラティス」でした。
・男性全体と30代～60代は「ゴルフ」を、女性全体と10代～20代は「ヨガ／ピラティス」を多く選択したことが分かりました。
・5位以内に名を載せた年代別のユニークなスポーツについて、10代と60代は「ボディビル」が、20～30代では「水上スキー」、40～50代は「シュノーケリング」がランクインしました。

2021年上半期のスポーツ商品人気キーワード

・2021年、流入数が最も多いスポーツ商品は「自転車」でした。
・次いで、「水着」、「ヨガウェア」、「登山靴」順でランクインしました。

最近1年間の主要スポーツキーワード流入数推移

・秋口の9月～10月は、野外スポーツの「自転車」、「登山」関連キーワードの流入数が上がる傾向がありました。
・「水着」、「ヨガ」、「オリンピック」は、2021年5月から流入数が上昇し、7月にピークを記録しました。
・「サッカー」はワールドカップ予選リーグがあった6月に、「野球」は開幕シーズンの4月に流入数が大きく上昇しました。

 
スポーツ活動別のクレジットカード支出額

・スポーツ関連のカード支出額は、2019年対比2020年は約10%減少しており、「自転車」だけが+48%の結果になりました。
・最も下落が激しかった分野は「スポーツ観覧」で、-50%でした。
・スポーツ種目別平均購入金額は、「自転車」＞「テニス」＞「ゴルフ」順でした。

 
～まとめ～

ゴルフは、まだ40代のスポーツ

だが、「金銭的余裕があればやってみたいスポーツ」として20代は2位、30代は1位にゴルフを選ぶことから、今後ゴルフの年齢層が広がる見込み

 
2021年、流入数が最も多いスポーツ関連キーワードは、「自転車」
1～7月の間、1位または2位を維持しており、1年間の推移からみると、9～10月が最も検索クエリが多い傾向があります。

「自転車」は、新型コロナが流行し始めた2020年、前年同期比カード支出額が唯一伸びており、平均購買金額も最も高いことが分かりました。
パンデミック期間中、一人でも野外でスポーツができる特徴のお陰で人気が上昇いていたとみられます。

 
20・30代は、ホームトレーニングブーム
お家で運動ができるようにティーチングしてくれるホームトレーニングアプリは、20・30代の比重が57%で最も高いことが分かりました。